法事を営む日は、故人の命日もしくはそれより前の日で、参列者が集まりやすい日を選びます。なお、法事は命日を過ぎてから行うことはありませんので注意します。

法事を営む日時を決める際は、まずお寺の都合を確認することが大事です。特に春や秋の休日は法事が多くなる季節ですから、ある程度余裕を見てお寺へ連絡を入れます。

法事に来ていただく方の数や全体的な予算を考慮したうえで、会食を行う場所を探します。会食の会場としては、寺院や葬祭ホール以外に料亭やレストラン、ホテルなども利用されます。

案内状は法事を予定している日の2ヶ月程前に作り始め、40日前をめどに発送します。そして、出席の有無を知らせる返信葉書の期限は、法事当日の2週間前に設定しておくと、様々な準備が余裕をもって行えます。

法事の引き物も香典返しの品物と同様、どこの家庭でも使われるお茶や海苔、お菓子、タオル、シーツなどが多く選ばれます。最近ではこうした現物以外にカタログギフトも参列者には好評のようです。

返信葉書に書かれた出席の有無を集計して、法事の参加人数を出します。そして、その人数を寺院や会食を予定している会場などの関係先へ連絡します。